韓国で民間療法として広まったよもぎ蒸し。
元は、今から1300年前の中国で、楊貴妃が美しさを手に入れるために始めたものが韓国に伝わった、と言われています。
冷え性やデトックス効果があるとして、近年流行を見せつつありますが、中には効果がないという意見もあります。
むしろ、効果があるどころか体を害する危険があると言われることも。
今回は、なぜそんな意見が出ているのかについて、その理由をご紹介します。
そもそもよもぎ蒸しとは
よもぎ蒸しとは、古くから漢方としても使われていた「よもぎ」を煎じて、上記を下腹部に当てることで、冷え性や婦人科系の機能改善、美肌などの美容効果があると言われています。
よもぎの成分を含んだ蒸気を粘膜から吸収することでその効果を浸透しやすくした、韓国発祥の民間療法です。
よもぎ蒸しが危険だと思われている原因
火傷やアレルギーの可能性
よもぎ蒸しが危険だと言われている原因の一つとして、蒸気による火傷やアレルギー反応などが言われています。
これはご自宅でよもぎ蒸しをされる場合の話ですが、温度設定を間違えれば蒸気による火傷の可能性は否定できません。
また、よもぎも植物なので、植物系のアレルギーを持つ方は注意が必要なのは確かです。
ただ、これは予備知識をあまり持たない一般の方が、ご自身でやられる場合の危険であり、専門家が施術を行う場合にはそこまで危険性はありません。
医学的にはまだ証明されていないから
二つ目の理由は、よもぎ蒸しに効果があるという事が、まだ医学的には証明されていないから。
確かに、医学的な根拠がないと聞くと、不安に思う方も多いかもしれません。
しかし、実は東洋医学の中ではその効果を証明されていないものも多く、ツボや鍼を使った施術も最近になってようやく医学的根拠が証明されてきた状態です。
なので、まだ証明されていないからと言って、不安に思う必要はありません。
以前にほんまでっかTVで紹介されたこと
そして3つ目の理由として、以前「ほんまでっかTV」という番組でよもぎ蒸しの話が出た時に、専門家の一人の方が「よもぎ蒸しには効果がない」と言及した点も、世間に不安を広げた原因の一つ。
この方も、恐らく医学的な根拠がないという理由で、こう発言された事だと思いますが、天然由来の成分を摂取する事自体には効果があることが証明されているので、ぜひとも多くの方にそれを知って頂きたいと思います。
まとめ
今回は、なぜよもぎ蒸しが、世間の一部で危険と思われているのか。
その理由について紹介していきました。
火傷やアレルギーの危険はありますが、ちゃんとその点は専門家がチェックしているので、施術を受けられる際にはぜひ安心してご来院ください。