アズビー整体院の中でも、多くの相談があるのが「腰痛」です。
日常生活にも支障をきたしてしまうので厄介ですよね。
特にこれからの季節… 日に日に寒くなってくる秋〜冬にかけては要注意です。
腰痛が起こる原因３つ
多くの方が腰痛に悩まれる原因としては、下記の３つが考えられます。
- 腰は体の中で最も負担がかかる場所なので
- 腰の周囲にはさまざまな臓器があるので
- 日々の姿勢や生活習慣によるもの、ストレスなど
腰は体の中で最も負担がかかる場所なので
腰は上半身を支える役割を担っています。
上半身の重さを支えているため、腰やその周りにある筋肉、神経といった組織は、どうしても負担がかかりやすくなっています。
腰の周囲にはさまざまな臓器があるので
腰の周囲には、筋肉、関節や靭帯、内臓、そしてこれらの臓器に通っている血管などがあります。
これらのどこかに異常が起きた場合に、痛みとして腰痛が出る可能性も高いです。
日々の姿勢や生活習慣によるもの、ストレスなど
長い時間、中腰や猫背などの姿勢を続けて腰や背中の筋肉が緊張し続けたときや、運動不足で腰を支える筋力が弱っているときなどに腰痛の症状が出ることもあります。
また、寒さで筋肉が硬直する冬は、神経が刺激されて痛みが起こりやすくなったり、ぎっくり腰が起きやすくなったりします。
こまめにセルフケアをしていれば短い期間で軽くなりますが、睡眠不足などで休養が十分にとれなかったり、ストレスなどの心理的な要因があると長期化することもあります。
腰痛の原因となっている筋肉
腰痛の原因となっている筋肉は下記の４つです。
- 腸腰筋（ちょうようきん）
- 大腿二頭筋（だいたいにとうきん）
- 腰方形筋（ようほうけいきん）
- 脊柱起立筋（せきちゅうきりつきん）
腸腰筋（ちょうようきん）
腰をお腹側から支えている筋肉を腸腰筋（ちょうようきん）と言います。
腰を前に曲げるときに使う筋肉です。
腸腰筋は太腿を持ち上げる働きがあり、座っていると縮み、立つと伸びます。
デスクワーク中心の座ってばかりの姿勢でいると、腸腰筋が縮こまってしまい、反り腰や骨盤の歪みが起きて腰痛の原因となります。
大腿二頭筋（だいたいにとうきん）
骨盤の坐骨についているのが大腿二頭筋（だいたいにとうきん）です。
太腿の後ろにあり、ここの筋肉が固まると骨盤が引っ張られて背骨のバランスを崩し、腰痛の原因になります。
腰方形筋（ようほうけいきん）
腰方形筋（ようほうけいきん）は腰の奥深くにあり、腰椎を両側から支えている長方形の筋肉です。
姿勢を安定させるのに重要な役割を果たしています。
左右対称についている筋肉なので、そのバランスが崩れると片方の腰が痛んだり、腰をひねったときに痛みが生じたりします。
脊柱起立筋（せきちゅうきりつきん）
腰を背中側から支えているのが脊柱起立筋（せきちゅうきりつきん）です。
一般的に、背筋と呼ばれており、頭蓋骨から骨盤まで背骨に沿ってついている長い筋肉です。
脊柱起立筋は、棘筋、最長筋、腸肋筋の３つの筋肉で成り立っています。
背骨をまっすぐに保つ働きがあり、正しい姿勢の維持には欠かせません。
脊柱起立筋が弱くなるとS字カーブが深くなり、腰に負担がかかります。
腰痛には姿勢の改善も重要
悪い姿勢（偏った姿勢）を長い時間続けると、一部の筋肉や骨に過剰な負担がかかり、以下のような障害が起こります。
- 正しい姿勢に比べて体の位置が前後・左右にずれている
- ねじれた状態になっている
悪い姿勢（偏った姿勢）の具体例は…
- 脚を組んで座る
- 片足に重心を寄せて立つ
- いつも決まった方向に横座りをする
- 猫背
- 前のめりの姿勢でスマホを操作する
- 寝転んでテレビを見る
いかがでしょうか？
日々の生活を振り返ってみますと、無意識のうちに偏った姿勢をしていることがよくあると思います。
自分の姿勢をチェックし、修正することで腰痛の予防となります。
まずは正しい姿勢を心がけることから始めていきましょう。
次回は「立ち姿勢」「座り姿勢」の具体的な改善方法について書いていきたいと思います。
