お風呂キャンセル界隈のたわごと

「風呂キャンセル界隈」という言葉が、春〜夏くらいに流行しましたね。

私の好きなアイドル歌手も「私、お風呂キャンセル界隈で〜」と言っていて、ちょっとイメージが変わりました…

お風呂に入るのが面倒、などの理由で、入浴をキャンセルしてしまうことを指すそうです。

もともとは、うつ病などの精神的な病気でお風呂に入ることができない、という方々の間で使われていたとか。
でも「単にお風呂に入ることが面倒」ということに対する共感の声が多かったことからSNS上で話題になったと考えられます。

でも… 結構わかります… よね?
面倒ですよね、お風呂。(言ってしまった)

毎日きちんと湯船に浸かって温めて、血行を良くしたほうがいいことは、よーくわかってるんです。

でも、疲れてるんだよ!
時間がないんだよ現代人は!(開き直り)

お風呂キャンセルの誘惑との戦いは、現代人の密かな日常バトル。

「今日は疲れたしなぁ」と始まる自分との交渉は、驚くほどクリエイティブな言い訳を生み出します。

(今日は寒いから、むしろ体を冷やさない方が健康的では?)という逆転の発想。
(明日の朝シャワーの方が目覚めが良くなるはず)という未来への投資論。
(体を洗うと肌の常在菌が減って免疫力が下がるかも…)というエセ科学的な自己正当化。

(人間の睡眠負債は複利で積み重なるから、今日はお風呂より早く寝るべきね…)という謎の金融工学的アプローチ。
(質の良い睡眠は美容効果が高いので、お風呂時間は睡眠時間に回そう)という美容投資論。
(就寝直前の入浴は寝付けなくなり、睡眠の質が悪くなる)という睡眠マーケット分析 。

睡眠ファーストのハチ子は、睡眠を確保するための言い訳なら、ペラペラペラペラと際限なく出てくるよ!


でも結局のところ

・めちゃ眠い。一刻も早く布団に入りたい
・お風呂から出る→顔と体の保湿→髪を乾かす、という一連の作業が面倒
・お風呂の後の掃除が面倒

この3点に尽きるわけです。
もっと言ってしまえば、ただ「めんどくさい」だけです。

それなのに
1→「めんどくさいなぁ…」(素の感情)
2→「でも入らないとマズいかな…」(良心の呵責)
3→「いや、待てよ?」(思考開始)
4→「実は入らない方が健康的なのでは?」(エセ科学的思考の始まり)
5→「むしろ今日は入らない方が正しい選択かもしれない」(完全な自己正当化)

という具合に、単なる「めんどくさい」から壮大な理論に発展していく…

これって、レポートの締切が近づいてくる学生や、ダイエットを先延ばしにする時の言い訳にも通じる、人類共通の「言い訳の進化論」かもしれませんね。
 

入ってしまえば気持ち良くて「お風呂最高〜」って思うんだけどね!

結論としては:
「仕事から帰ってきたら、何よりも先にピッとお湯はりスイッチを入れる。
座る前にお湯はり。いや、バッグを置く前にお湯はり!

これが最強だと思います。

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