春の陽気が心地よい4月は、よもぎが最も生命力にあふれる旬の時期です。

古くから草餅などの材料として親しまれてきたよもぎは、この時期に新芽が顔を出し、爽やかな香りと豊富な栄養素を蓄えています。
今回は、4月のよもぎが持つ素晴らしい栄養価と健康効果についてご紹介します。

よもぎはヨーロッパでは「ハーブの母」とか「ハーブの女王」と呼ばれ、かつ薬効もあることから、とても大事にされているのだそうです
4月のよもぎはなぜ特別なのか
旬の時期がもたらす栄養価の高さ
4月のよもぎは、冬の間に蓄えたエネルギーと大地の栄養を吸収して、力強く芽吹きます。
この時期のよもぎは
- クロロフィル(葉緑素)が豊富
- ビタミン類(特にビタミンA、C、E)が多く含まれる
- ミネラル含有量が年間で最も高い
この時期に収穫されたよもぎは、アクや苦みが少なく、香りが爽やかなのが特徴です。
そのため、よもぎを活用した様々な健康法に最適な時期といえるでしょう。
期待できる主な健康効果
古来から日本では、春に採れたよもぎを食用や薬用として珍重してきました。
4月のよもぎは新芽が柔らかく、民間療法としても重宝されてきた歴史があります。
よもぎには、私たちの健康に役立つ様々な栄養素が豊富に含まれています。
よもぎの栄養成分からは、以下のような効果が期待できます。
○デトックス効果:よもぎに含まれる成分が体内の老廃物の排出を促進
○美肌効果:よもぎに含まれる抗酸化物質が肌の再生を助ける
○血行促進効果:よもぎの成分が血流を活性化
○免疫力アップ:春の変わり目の体調管理に役立つ成分が豊富
○リラックス効果:よもぎの香りにはリラクゼーション効果がある
自宅でできるよもぎ活用法
4月の旬のよもぎを日常生活に取り入れる方法としては、「よもぎ餅」以外にも「よもぎ茶」「よもぎの天ぷら」などがあります。
パウンドケーキやシフォンケーキなどの洋菓子に混ぜるのも美味しいそうです。


また「よもぎ風呂」にして体を温めるのもいいですね。
お子さんたちと一緒によもぎを採りに行って、そのよもぎを使ったおやつを作ったり、よもぎ風呂に入ったりすれば楽しい休日になるのではないでしょうか。
採りに行くのは面倒…という方は、スーパーやオーガニックショップでも春限定で販売されていることがあるので、そちらを活用しても。


4月のよもぎは、自然の恵みを最も感じられる季節限定の贅沢な健康食材です。
新年度のスタートや春の疲れが出始めるこの時期に、よもぎの力を借りて心身をリセットしてみませんか?
冬の間に溜まった体の不調を解消し、新しい季節を健やかに迎える手助けとなるでしょう。
旬のよもぎを様々な形で生活に取り入れて、春の健康管理にお役立てください。
※よもぎ製品を利用する際は、妊娠中や生理中、重度のアレルギーや皮膚疾患がある方は事前にかかりつけ医に相談することをおすすめします。