毎日暑いですね!
みなさん、夜はよく眠れていますか?
ベッドに横になっている時間は長いのになかなか寝付けなかったり、また寝ても寝ても疲れが取れなかったり… そういったお悩みをよく聞きます。
黄土漢方よもぎ蒸しをされる方のお悩みで多いのが、意外にも「不眠・睡眠障害」なんです。
夜しっかり眠れず昼間に眠くなってしまったり、疲れがきちんと取れていないので昼間の仕事に集中できなかったり、運転中にボーッとしてしまうことも。
今回は、眠れない原因と対策、セルフメンテナンス方法などをご紹介していきます
いわゆる更年期と呼ばれる時期… 女性ホルモンが低下する時というのは、不眠に悩まされる方がとても多いです。
というのも、女性ホルモンが低下してくると、自律神経が乱れやすくなってしまうんですね。
自律神経は、私たちを興奮させたり、逆にリラックスさせたりする神経です。
それが乱れてしまうと、夜眠りたいのになかなか眠れなくなってしまったり、逆に、昼間やる気を出して集中したいのに、眠くて眠くて仕方がない… というふうに、アンバランスな状態になってしまうことが多々あります。
また、更年期の典型的な症状が睡眠時に現れてしまうこともあります。
例えば、
・寝よう寝ようと思っても手足が冷えてしまってなかなか寝付けない
・トイレが近くなって夜中に何度も目が覚めてしまう
・夜中にホットフラッシュで急にカーッと熱くなったり、上半身に大量の汗をかいて目が覚めてしまう(ときには着替えが必要になる)
・動悸がして眠れない… などです。
そういった更年期の症状に絞って「自律神経の乱れを和らげてスッと眠れる2つのポイント」をお伝えしていこうと思います。
体の深部の体温を上げる
まず1つ目のポイントは「体温を上げる」こと。
人は、体温が上がった状態から下がるときに眠気が起こり、スーッと眠りやすくなります。
簡単に自分でできる方法として「寝る前に脇腹のストレッチをする」のがオススメです。
まず、布団の上にゴロンとなっていただき、両方の手足を上下に軽く引っ張り合うようにします。
この状態から、体が三日月の形になるくらいに脇腹部分をグーーッとストレッチしていきます。
アルファベットの「C」の字になるような感じです
ゆっくり体側を緩めていただいたら、今度は反対側も同じように三日月になるようストレッチします。
両方の脇腹をストレッチした後は、横になっている状態に戻っていただいて、次は「足首を上げ下げ」していきます。
足首を伸ばしたり(足の甲のストレッチになるくらいグーッと)、逆に、踵を突き出すように爪先を上げてみたり。
その動きを繰り返していきます。
どうですか? 血流が良くなって体がポカポカしてきませんか?
冬場は、ストレッチの前にお風呂にゆっくり浸かって半身浴をしたり、湯たんぽで体を温めると言うのもお勧めです。
自律神経のバランスを整える
ポイントの2つ目は「自律神経のバランスをできるだけ整えていく」ことです。
眠るときには、副交感神経というリラックスする神経を優位に立たせるようにしていきます。
これは「呼吸法」がとってもオススメです!
呼吸と連動させて首を上下に動かしていくのですが、これも布団で横になった状態でできますよ。
まず、さっきの「三日月ストレッチ & 足首上げ下げストレッチ」を先に行い、その後に「呼吸法」の順序です。
まず、鼻から息を吸って、お腹をプクーと膨らませます。
腹式呼吸です。
この時に、軽く上を見上げるようにします(顎が天井に引っ張られるような感じ)。
そして、口から息をスーーッと、細く長〜く吐き出しながら顎を引いていきます。
二重顎になるくらいまで顎を引くことで、首の付け根をストレッチ。
この動きを繰り返してみてください。
人間の神経の束というのは、脳から繋がって背骨の中を通っています。
その、副交感神経というリラックスする神経の根っこが、ちょうどこの首の付け根あたりに集約されているのです。
呼吸と連動させて首の付け根を動かすことで、短時間でもかなり質の高いリラックス効果を得ることができますので、ぜひ試してみてください。
夜寝るときだけでなく、日中でも心がイライラしたり不安に襲われているときなどにも、この呼吸法をすると気持ちがとても落ち着きますよ。
眠れない、疲れが取れない… 本当につらいですよね。
自分自身もつらいし、しかも周囲に理解してもらえないという、二重のつらさがあるように思えます。
40〜50代の、女性ホルモンの変動が大きく出てくる更年期と言われる時期は、ちょっとしたセルフメンテナンスで体調を良くすることができます。
自分に合ったセルフメンテナンス方法を見つけていただけたらいいな、と思います。
この先も一緒に人生を楽しんでいきましょう♪