アズビー整体院には本当に幅広い年齢層の方々がいらっしゃいます。
学生さんから働き盛りの方、そしてご高齢の方まで、それぞれ異なるお悩みを抱えてお越しになります。
患者さんたちから、よく「普段は何に気をつけたらいいですか?」という質問をいただきます。
比較的若い方や中年の方には、日頃からのセルフケアの重要性をお伝えしています。
簡単なストレッチや、無理のない範囲での筋力トレーニングを継続することで、体の不調を予防し、施術の効果も長持ちします。
「毎日少しずつでも続けることが大切です」とお話しすると、多くの方が積極的に取り組んでくださいます。
しかし、それは若い方や体力がある方におすすめできること。
ご高齢の方に同じことをお勧めするのは現実的ではありません。
体力や関節の可動域、バランス能力など、様々な面で配慮が必要だからです。
無理して運動すると、かえって体を痛めてしまいます。
そんな中、整体師である当院のオーナーがいつもご高齢の患者様にお話ししているのは、
「高齢の方こそ、しっかり食べることが一番大切です!
特に良質なタンパク質を意識して摂ってください」
ということです。

お肉や魚、卵、大豆製品など、毎日の食卓で当たり前に出てくる食材こそが、体の基礎をつくります。
筋肉や血液、免疫力の材料になるタンパク質をきちんと摂ることは、高齢期の健康を支える大切なポイントなのです。
食欲があり、よく食べている方はやっぱり元気です。
逆に、食べる量が少ない方は、どうしても回復に時間がかかったり、体力の落ち込みが目立ったりします。
(運動しなきゃ…)と思うと気が重くなりますが、
「今日のうどんには卵を落とそう」
「サラダに干し海老をひとつまみ」
「おひたしに乗せるかつお節を多めに」
…そんな小さな工夫なら、毎日続けられそうですね。
整体で体を整えることはとても大切ですが、そのベースにあるのは毎日の食事です。
高齢の方にとっては、運動よりもまず「しっかり食べること」。
タンパク質を意識するだけで、体の回復力や日常の元気さが変わってきます。
無理のないセルフケアとして、ぜひ「食べること」にもう一度目を向けてみてくださいね。