秋の夜長。
読書が一層楽しくなる季節になりました。
最近では、紙の本だけでなく、スマホやタブレットで読書を楽しむ方も増えています。
Kindle、便利ですよね
電子書籍の便利さは素晴らしいものですが、その一方で気になるのが姿勢の問題です。
今回は、デジタル時代の読書における体への影響と、整体の観点からみた対策についてお話しさせていただきます。
スマホを見るとき、こんな姿勢になっていませんか?
デジタル読書で増えている「ストレートネック」
「最近、首や肩が凝りやすくなった」「頭痛が増えた」という症状でお悩みの方、実は読書姿勢に原因があるかもしれません。
特に気をつけていただきたいのが「ストレートネック(スマホ首)」という状態です。
本来、私たちの首の骨(頸椎)には、適度な前カーブがあります。
このカーブには、首への負担を和らげる重要な役割があるのです。
ところが、スマホやタブレットを見る際の姿勢により、このカーブが失われてしまうことがあります。
これが「ストレートネック」です。
実は、スマホを見下ろす姿勢では、通常の4~5倍もの負担が首にかかっているんです。
この負担が積み重なると、首や肩のこりだけでなく、頭痛、めまい、吐き気、さらには手のしびれまで引き起こす可能性があります。
正しい読書姿勢とデバイスの使い方
では、どのように読書を楽しめば良いのでしょうか?
まず、紙の本を読む際は、背筋を伸ばして座り、本は30~40度の角度で傾けて持ちます。
目線から40cm程度距離を取り、肘を机について支えるのがベストです。
スマホやタブレットなどのデジタルデバイスを使用する場合は、以下の点に気をつけましょう。
デバイスは目線の高さまで持ち上げ、首が前に出ないようにすることが重要です。
スタンドやホルダーを活用するのもおすすめです。
また、1時間に1回は休憩を取り、首を休ませてあげてください。
自宅でできるストレートネック予防ケア
毎日の生活の中で、簡単にできるケア方法をご紹介します。
特におすすめなのが「あご引き運動」です。
真っ直ぐ前を向いた状態で、あごを引くように後ろに傾け、10秒キープします。
これを5回ほど繰り返してください。
また、首の後ろを伸ばすストレッチも効果的です。
手を後頭部に置き、やさしく前に押し下げます。
15秒程度キープし、これを3回繰り返します。
(無理のない範囲で行ってください)
整体院での専門的なケア
自己ケアも大切ですが、症状が気になる場合は、専門家による適切なケアを受けることをおすすめします。
整体院では、頸椎の歪みを整え、首周りの筋肉バランスを調整することで、根本的な改善を目指します。
特にストレートネックは、放置すると症状が進行する可能性があります。
初期は首のこりや違和感程度でも、進行すると頭痛や肩こりが慢性化し、さらに手のしびれや自律神経症状まで現れることもあります。
早めの対策が何より大切です。
ストレートネックによる巻き肩や猫背を改善し、スラリと良い姿勢に!
快適な読書生活のために
読書の秋を心地よく過ごすためには、正しい姿勢と適切なケアが欠かせません。
アズビー整体院では、お一人お一人の生活習慣や症状に合わせた施術プランをご提案しています。
首や肩に違和感を感じたら、我慢せずにご相談ください。
ご予約・お問い合わせはお電話またはウェブにて承っております。
些細な症状でもお気軽にご相談ください。