先日ハチ子は名古屋方面に行く用事があったため、名鉄「神宮前」駅に新しくオープンした「あつたNagaya」に立ち寄ってきました。
あつたNagaya、熱田神宮の最寄り駅である「神宮前」駅を降りてすぐ目の前です。
Nagaya(長屋)という名前の通り、伝統的な長屋をモダンにアレンジしたような外観は、どこか懐かしさを感じさせます。
名古屋らしい、ちょい”ダサかわいい”雰囲気ですね。
そういえば、名古屋城の金シャチ横丁もこれに通じるものがあるような?
名古屋はやっぱりこの路線でいくんですかねえ。
市長自らみゃーみゃー言う名古屋弁、謎の喫茶店文化、こってり巻き髪ファッションの、ちょいダサ名古屋マインド…
なんて思っていたら、あつたNagayaの中のお土産物屋さんに「令和版なごや嬢」を発見。
…あの愛されバラ撒き土産の定番「なごや嬢」が!
↓こちらは、見慣れた「旧なごや嬢」。
ちゃんと進化しているのね!
古き良きものを大切にしながら、そこに現代的なエッセンスや遊び心を加えることで生まれる、独特の魅力。
好きよ、名古屋。
それにしても、オープンしたてなわりに人が少ないです。
新しくオープンしたスポットとしては、やや寂しい印象を受けました。
これは、浜松との大きな違いですね。
浜松では、新しいお店やスポットができると、大行列ができて交通渋滞を引き起こすほど(思い出すコストコ渋滞)。
しかし、その熱狂は長続きしないのも浜松の特徴。
すぐに閑古鳥が鳴いて、潰れてしまうお店も少なくありません(思い出すラーメン横丁…)。
名古屋の人々は、新しいものに飛びつくのではなく、じっくりと時間をかけて評価する傾向があるのでしょうか。
とっつきが悪いけど、いったん認められると、長く愛され続ける。
そんな名古屋独特の文化が垣間見えました。
アズビー整体院も、じっくり長く、しぶとく愛されたいものです。
個人的に興味深かったのは、「あつたNagaya」の奥にある「神宮小路」。
レトロな雰囲気… を通り越して、寂れた路地が怖すぎる!
でも、そこがまたなんとも魅力的。
昭和の雰囲気が色濃く残る小路には、すでに潰れてしまっているお店もありましたが、長年営業を続けている居酒屋や洋食店などが静かに点在していました。
「神宮小路」の少し寂れた雰囲気は、「あつたNagaya」のレトロモダンな雰囲気と呼応し、この地域全体で時間旅行をしているような感覚を味わえました。
浜松人の私にとって、この訪問は名古屋の奥深さと、独自の進化の仕方を再認識するなかなか良い機会となりました。
少し”ダサい”と思われがちな要素も、実は大切な個性なんですね。
浜松の「熱しやすく冷めやすい」文化も、名古屋の「とっつきにくいがしぶとい」文化も、それぞれに価値があります。
どちらが優れているというわけではなく、その土地ならではの特性なのでしょう。
数年後にまた名古屋を訪れる機会があったら、「あつたNagaya」と「神宮小路」に再び立ち寄ってみようと思います。
その時、どのような変化が見られるのか今から楽しみです。
私たちの浜松はこれからどう進化していくのかな。