最近、「長時間座っていると健康に良くない」という話を耳にすることが多くなりました。
“Sitting is the new smoking” という言葉もよく見かけます。
座る時間が長い人は心疾患や認知症のリスクが上昇し、寿命が短くなることが2010年代初頭より盛んに指摘されています。
座りっぱなしは「新たな喫煙」または「第二の喫煙」とも呼ばれています。
20年には世界保健機関(WHO)が正式に危険性を表明しました。
(毎日新聞HPより)

喫煙と一緒にされるのはなんか悔しいわね…
なぜ「座りっぱなし」は危険なの?
海外の研究では、座位時間が1日8時間以上になると死亡リスクが急激に上がるというデータも。
さらに…
- 血流が悪くなり、むくみや冷えが悪化
- 股関節や腰回りが固まり、腰痛や肩こりの原因に
- 呼吸が浅くなり、集中力や代謝の低下につながる
など、「あれ?なんか最近疲れやすいかも…」という不調の裏には、座りっぱなし生活が影響しているケースも。


でも、座らないと仕事が進まない…
でも!
デスクワークの人にとって、「ずっと立って仕事をする」なんて現実的じゃないですよね。
集中してると、4時間、5時間なんてあっという間。
そこで今回は、デスクワーカーでも実践できる“自然に立つ”ための小さな工夫をいくつか考えてみました。
デスクワーカーでもできる!「こまめに立つ」ためのアイデア5つ
1.「水をこまめに飲む」→ トイレで自然に立てる
これ、一番オススメです!
机の上にお水の入った水筒を用意して意識的に水分をとることで、トイレの回数(=立ち上がる回数)が増える。
さらに代謝も上がって一石二鳥!
2.座り心地の悪い椅子に変える
マクドナルドが回転率を上げるために、固くて座り心地の悪い椅子を置いているという話を聞いたことがあるので、これを利用。
どっしりと座れない、固い浅めの椅子にすることで、「くつろげずについ立ちたくなる」仕掛けを。



私は背もたれのない椅子を使ってます
3.プリンターやスマホなどを、わざと遠くに置く
ついでにストレッチできる距離にプリンターやコピー機、スマホ充電器などを置くことで、自然に歩く導線をつくる。
4.電話は立ってかける・受ける
電話の会話の間だけでも立ち上がれば、腰まわりの筋肉がほぐれる。
5.スマートウォッチを活用
Apple Watchなどの、1時間座りっぱなしだと『立ちましょう』と通知が来るスタンドリマインダー機能を活用。
集中しすぎていると、この通知でハッと気づく。
(締め切りに追われているときは「うるさい!忙しいのよ!」と叫びたくなるときも…)



無理なく、自然に立ち上がれるような仕組みにしたいですね
「あえて不便にする」のがコツかもしれません
「立つ習慣」はちょっとした“意識づけ”から
「座りすぎがよくない」とは聞くけれど、実際にどうしたらいいのか分からない… という方は、まずは「1時間に1回、30秒でも立つ」ことから始めてみましょう。
日々の生活に“小さな立ち時間”を取り入れることで、
- 疲れにくくなる
- 集中力が上がる
- 腰や肩の不調が軽くなる
など、実感できる変化が現れるはずです。
無理なく、楽しく。
デスクワークと健康の両立、まずは「1歩立ち上がる」ことから!

